2020年 東京新聞杯 事前予想
今週は2月の名物重賞、G3東京新聞杯を予想するわよ。
昨年のインディチャンプや一昨年のリスグラシューなど、近年は順当に実力馬が勝っている今レース。
今年も、G1から参戦のトップマイラーに人気が集中しそうね。
ただ過去には三連単で200万円が出ているし、荒れれば相当おいしいレースになるの。
それだけに、下馬評に惑わされない予想が大切よ。
今回も過去10年分のデータをもとに各馬を分析したところ、万馬券が期待できるある穴馬を炙り出せたわ。
最後に注目馬として紹介してるから、絶対に最後まで読むのよ!
さっそく、今週の特別登録馬を見てもらうわね!
2020年 東京新聞杯 特別登録馬
馬名 | 性別 | 負担 重量 |
調教師 | 所属 |
---|---|---|---|---|
キャンベルジュニア | 牡 | 56.0 | 堀宣行 | 美浦 |
クリノガウディー | 牡 | 56.0 | 藤沢則雄 | 栗東 |
クルーガー | 牡 | 57.0 | 高野友和 | 栗東 |
ケイアイノーテック | 牡 | 58.0 | 平田修 | 栗東 |
ケイデンスコール | 牡 | 56.0 | 安田隆行 | 栗東 |
ゴールドサーベラス | 牡 | 56.0 | 清水英克 | 美浦 |
サトノアーサー | 牡 | 56.0 | 池江泰寿 | 栗東 |
スウィングビート | 牡 | 56.0 | 加藤征弘 | 美浦 |
ドーヴァー | 牡 | 57.0 | 伊藤圭三 | 美浦 |
ブレスジャーニー | 牡 | 56.0 | 佐々木晶 | 栗東 |
プロディガルサン | 牡 | 56.0 | 国枝栄 | 美浦 |
レイエンダ | 牡 | 57.0 | 藤沢和雄 | 美浦 |
レッドヴェイロン | 牡 | 56.0 | 石坂正 | 栗東 |
ロワアブソリュー | 牡 | 56.0 | 須貝尚介 | 栗東 |
ヴァンドギャルド | 牡 | 56.0 | 藤原英昭 | 栗東 |
シャドウディーヴァ | 牝 | 54.0 | 斎藤誠 | 美浦 |
プリモシーン | 牝 | 56.0 | 木村哲也 | 美浦 |
モルフェオルフェ | 牝 | 54.0 | 大江原哲 | 美浦 |
それじゃ、過去10年分のデータから東京新聞杯の予想を組み立てていくわよ。
まずは、前走距離別成績を見ていくわ!
2020年 東京新聞杯 前走距離別成績
前走距離 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1600m | 6 | 8 | 5 | 79 | 6.1% | 14.3% | 19.4% |
1800m | 0 | 0 | 0 | 9 | 0% | 0% | 0% |
2000m | 0 | 1 | 1 | 10 | 0% | 8.3% | 16.7% |
2400m | 0 | 0 | 0 | 2 | 0% | 0% | 0% |
※本走に登録している馬の前走距離だけを取り上げているから、各列の合計が10にならないわよ
今レースと同距離の1600mを使ってきた馬が好走する傾向にあるわ。
今回該当するのが、
キャンベルジュニア
クリノガウディー
ケイデンスコール
サトノアーサー
ドーヴァー
ブレスジャーニー
プリモシーン
プロディガルサン
レイエンダ
レッドヴェイロン
ロワアブソリュー
の11頭。
例年該当する馬が多いけど、勝率・連対率共に十分な数字だから安心して買えるわね。
逆に、1800m組はこれまで3着以内が一度もないけど…
そもそもこの条件の馬は過去10年で9頭しか出ていない、ということに注意すべきだわ。
シャドウディーヴァ
スウィングビト
ヴァンドギャルド
この3頭は、今後の調教含め判断しなければいけない馬ね。
次は、種牡馬別成績表をみてもらうわ。
2020年 東京新聞杯 種牡馬別成績
種牡馬 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 2 | 5 | 1 | 17 | 8.0% | 28.0% | 32.0% |
タニノギムレット | 2 | 0 | 0 | 4 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
ステイゴールド | 1 | 0 | 1 | 5 | 14.3% | 14.3% | 28.6% |
ダンスインザダーク | 1 | 0 | 1 | 3 | 20.0% | 20.0% | 40.0% |
マンハッタンカフェ | 1 | 0 | 0 | 4 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
タイキシャルト | 1 | 0 | 0 | 3 | 25.0% | 25.0% | 25.0% |
ハーツクライ | 1 | 0 | 0 | 1 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
クロフネ | 1 | 0 | 0 | 1 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
キングカメハメハ | 0 | 2 | 2 | 11 | 0% | 13.3% | 26.7% |
スペシャルウィーク | 0 | 1 | 1 | 3 | 0% | 20.0% | 40.0% |
種牡馬別成績では、ディープインパクト・タニノギムレット産駒が好成績ね。
両産駒は東京競馬場での成績がいいし、芝1600mは自慢の末脚が活きる距離。
2016年にはディープインパクト産駒のスマートレイアーとエキストラエンドがワンツーフィニッシュを飾り、2017年には1番人気のエアスピネルをおさえタニノギムレット産駒ブラックスピネルが1着になっているわね。
今回この2頭の産駒に該当するのは
ケイアイノーティック
サトノアーサー
プリモシーン
プロディガルサン
ヴァンドギャルド
の5頭よ。
ただ、注意して欲しいのがキングカメハメハ産駒ね。
これまでに1着経験がなく、勝率は0%なの。
人気のレッドヴェイロン
クルーガー
レイエンダ
が該当するけど、データ上は分が悪いってことは覚えておいてちょうだい。
最後は、年齢別成績よ!
2020年 東京新聞杯 年齢別成績
年齢 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
4歳 | 5 | 4 | 3 | 26 | 13.2% | 23.7% | 31.6% |
5歳 | 1 | 4 | 6 | 27 | 2.6% | 13.2% | 28.9% |
6歳 | 4 | 1 | 0 | 29 | 11.8% | 14.7% | 14.7% |
7歳 | 0 | 1 | 1 | 28 | 0% | 3.3% | 6.7% |
8歳 | 0 | 0 | 0 | 8 | 0% | 0% | 0% |
年齢別成績表では、4歳馬が好成績をおさめているわ。
実際に、ここ3年は連続して1着が4歳馬。
さらに2017年・2018年は3着まですべてが4歳馬と、相性は抜群ね。
今年は、
クリノガウディー
ケイデンスコール
シャドウディーヴァ
ヴァンドギャルド
の4頭がエントリー。
東京新聞杯を攻略するなら、絶対に外せないから注目してちょうだい!
また、6歳馬の勝率が高いのも目立つわね。
今回は、
サトノアーサー
ブレスジャーニー
の2頭が出走しているんだけど…
東京新聞杯では彼らの前走であるキャピタルステークスを使ってきた馬が過去10年勝てていない、というデータもあるから、うかつに手は出せないわね。
それと、7・8歳のベテラン馬には要注意。
7歳馬はここ10年、単勝10倍前後の人気馬しか馬券になっていないし、8歳馬に至っては1頭も3着内に入っていないわ。
7歳馬の、
ドーヴァー
プロディガルサン
ロワアブソリュー
8歳馬の、
キャンベルジュニア
クルーガー
ゴールドサーベラス
彼らとはここでおさらばね。
そんなところで、ここまでのデータをもとに注目馬を紹介するわ!
2020年 東京新聞杯 注目馬①
ヴァンドギャルド(牡4)
【前走:ウェルカムステークス(3勝)1番人気1着】
現在3戦連続1着の、ヴァンドギャルド。
父ディープインパクト、母父モチベータ―という期待の血統でありながら、昨年春までは結果がついてこない時期が続いていたわね。
ただ秋からは怒涛の連勝で、今レースの条件をクリアし今もっとも勢いに乗っている馬よ。
前走の1800m、2・3走前の1600mで結果を出しているだけに、前走1800m組が勝てない不安要素も彼には問題なさそう。
東京新聞杯にもっとも適した4歳で挑む彼、現段階で1番の注目馬よ。
2020年 東京新聞杯 注目馬②
プリモシーン(牝5)
【前走:マイルチャンピオンシップ(G1)9番人気11着】
重賞2勝の牡馬、プリモシーン。
昨年はG3ダービー卿チャレンジトロフィーとG1ヴィクトリアマイルで2着、さらにG3中京記念3着と好調だったわね。
だけど、秋初戦の府中牝馬ステークス15着を皮切りに大きく崩れて、馬券にならない時期が続いたわ。
一般的に、牝馬は精神面に不安があって一度崩れると立て直すのが難しいものだけど…
彼女はNHKマイル5着、ヴィクトリアマイルでは2着と東京1600mを得意としているし、本走をきっかけに持ち直してくれる可能性は十分。
高速馬場の適性も高いし、ディープインパクト産駒で末脚も期待できるから、ヴァンギャルドの対抗馬として注目よ。
2020年 東京新聞杯 注目馬③
レイエンダ(牡5)
【前走:マイルチャンピオンシップ(G1)8番人気15着】
夏に行われたG3エプソムカップで初の重賞を獲得した、レイエンダ。
前走のG1戦では大外を回されてしまい、何もできないまままさかの15着 に沈んだわ。
今レースは、G3からの出直し。
とはいっても、兄レイデオロに勝るとも劣らない能力は富士ステークスの2着で折り紙付きよ。
データ上、5歳馬はこれまで東京新聞杯ではあまり勝てていないけど、前走と同じ1600mで内々の勝負ができれば2度目の重賞制覇も夢じゃないわ。
当日の枠順や、調教には要注目ね。
G3戦らしく、実力に大きな差がない東京新聞杯。
得意の左回りで差を付けるアノ馬が、高配当を届けてくれるわよ!
2020年 東京新聞杯 注目穴馬
クリノガウディー(牡4)
【前走:マイルチャンピオンシップ(G1)12番人気7着】
データを検証した結果、導き出された穴馬はクリノガウディーよ。
G1フューチュリティステークス2着と、実績は十分の彼女。
夏のG3中京記念ではハナ差の2着と涙を飲んだけど、このレース以降持ち味の末脚がよく出るようになっているわ。
ハマれば重賞でも勝ち切れる爆発力があるだけに、4歳になって挑む今レースは注目よ。
前走マイルチャンピオンシップのように、つめの甘さが指摘されているクリノガウディーだけど、今回は鞍上に横山典弘騎手を迎えて必勝態勢が整ったわ。
今のところ人気薄でおいしい配当金間違いなしだから、ワイドや3連単で彼女を外すようなことはしないでちょうだいね!